秋田県の有名な神社15選!おすすめな人気スポットは?【2024年】

御朱印巡りを趣味にしている人が多くいるなど、全国的に神社巡りがブームになっています。秋田県にも神社はたくさんあり、御朱印がもらえるのはもちろんですが、国や県の指定有形文化財に指定されているなど、古くからの歴史を持っている神社がたくさんあるのです。

数ある秋田県の神社の中でも、名前が知られていたり、参拝におすすめの神社を紹介します。

詩の国むすび

秋田県の有名な神社15選

白山神社

秋田県にはいくつかの白山神社がありますが、白山山頂付近にある白山神社には秋田県指定有形文化財である女神像が祀られています。いつ作られたのかはっきりわかっていませんが、女神像が作られた年代が鎌倉時代前期とされているため、それより前に建物が作られたのではないかと言われています。

はるか昔の古代から、山岳信仰からできた修験道が盛んでした。白山神社も例に漏れず、所蔵している棟札から推測すると、蔵王権現堂・白山権現堂など、山岳信仰のための修験に関連する社が祀られているようです。

重要文化財に指定されたものや、歴史を紐解くヒントになるものがある貴重な神社です。

赤神神社五社堂

なまはげ伝説の舞台となっているのが赤神神社五社堂です。ここには、なまはげが一晩で積み上げたと言われている999段の石段があります。

中にある五棟の社殿は江戸時代の中頃に建てられた歴史あるものです。屋根や柱などに、江戸時代特有の珍しい工夫が見られます。また、「姿見の井戸」や「御手洗の池」などのスポットも満載です。

赤神神社五社堂に祀られているのは、石段を積み上げた5体のなまはげです。なまはげ伝説をより身近に感じることができる神社です。

御座石神社

1650年頃、佐竹藩主義隆公が田沢湖を遊覧したときに、座って休んだことから御座石神社の名前がつけられました。緑豊かな自然の中に映える朱塗りの鳥居が特徴的で、近くには1本の木から7種類の木が生えている「七色木」があります。

御座石神社に祀られているのは、田沢湖伝説で知られる「辰子姫」です。辰子姫が永遠の美を願って飲んで龍になった伝説がある「潟頭の霊泉」や、姿を映した「鏡石」など、たくさんの見所があります。

真山神社

なまはげゆかりの地である真山神社では、毎年2月に特異神事であるなまはげ柴灯まつりが行われることで知られています。神社前庭に植えられている榧の木はなんと樹齢1000年を超えており、県の天然記念物に指定されています。

国家安泰、五穀豊穣のご利益もあり、パワースポットとしても訪れる人が多くいます。

日吉神社

能代市にある日吉神社は、特徴的な形をした鳥居が目印です。狛犬の代わりに狛猿がおり、参拝者を出迎えてくれます。

また、「嫁見まつり」が行われていることでも知られています。昭和初期頃の嫁見まつりは、結婚したばかりの若い奥さんや女の子たちが着飾って集まっていましたが、昭和40年代あたりから、1年以内に結婚したお嫁さんが花嫁衣装を着て、これからの幸せを祈願するために参列するようになったと言われています。

現代では、独身の女性が良縁を祈願して参加することも増えています。このお祭りを写真に残すために、毎年多くのカメラマンも集まっています。

鹿角八坂神社

鹿角市八幡平にある鹿角八坂神社は、天照皇御祖神社の飛地境内神社です。鹿角八坂神社の歴史は古く、稲荷神社をはじめ様々な神社が合祀されています。主祭神は日本神話にも登場するスサノオノミコト、クシナダヒメノミコトです。この2人の神々が主祭神であることから、縁結びのご利益があるとされています。

また、ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財の天照皇御祖神社の例祭や、鹿角市指定の無形民俗文化財である先祓舞のの御旅所であると同時に例祭も行われています。

浮木神社

流れ着いた浮木の大木を祀ったことから「浮木神社」という名前がつけられた神社です。湖に張り出すように建っているため、少し離れた場所から神社を見てみると、湖に浮いて見えるような光景を見ることができます。

浮木神社の御祭神は、田沢湖伝説の辰子姫です。この神社を舞台に、八郎潟の龍神の八郎太郎と田沢湖の湖神である辰子姫の恋物語が繰り広げられたことから縁結びの神様として崇められています。縁結びのお守りなども販売されています。近くにある「たつこ像」も要チェックです。

大龍寺

秋田県男鹿市にある大龍寺には、日本に唯一ある鐘楼堂を兼ねた多宝塔様式の龍王殿があります。

大龍寺のもう1つの見所は、日本海と奥羽山脈が借景に取り入れられた日本庭園です。明治時代に地元の名士が造ったとされており、季節が変わるごとに違う表情を見せてくれます。

唐松神社

樹齢300年以上の杉並木が特徴的な神社が唐松神社です。安産祈願と子宝の神様として、古くから多くの人々が参拝に訪れています。

階段を上っていくと神社の本殿があることがほとんどですが、唐松神社の場合は、境内を進んだところにある下り階段を降りていくと本殿があるという珍しい造りとなっています。

唐松神社の近くには、「まほろば唐松」があり、秋田県内唯一の能舞台があります。そこでは、定期的に能の公演が行われているので、唐松神社と一緒に楽しむのがおすすめです。

大国主神社

秋田県の指定有形文化財に指定されている大国主神社は、県内で唯一ある阿弥陀堂建築の遺構となっています。もともと阿弥陀堂だったものを、神仏分離令により神社にしたことから大国主神社が生まれました。

現在の社殿は1760〜70年頃に建立されたものです。珍しい神社の造りだけではなく、古い歴史も持っている神社です。他の神社と見比べて、作り方の違いを探すのも良いでしょう。

土崎神明社

土崎神明社祭の曳山行事で有名な神社が土崎神明社です。曳山行事は古い歴史を持ち、国重要無形民俗文化財に指定されています。このこともあり、秋田県内だけではなく県外からの観光客も多く訪れます。

御祭神は天照大神で、開運・良縁・家内安全など様々なご利益があり、強いパワースポットであることでも知られています。全国からの観光客の祈願や御祈祷などで賑わう神社です。

田村神社

伝説の英雄である坂上田村麻呂が建てたとされた毘沙門堂が前身となっているのが田村神社です。祀られているのはもちろん坂上田村麻呂です。

豊かな自然に囲まれており、規模も小さいことから訪問しやすい神社です。厄除けのご利益があり、参拝することで、坂上田村麻呂からパワーをもらいながら自然の癒しの力を全身で感じられます。

三輪神社

三輪神社もパワースポットの1つとして知られる神社であり、全国各地から参拝者が訪れるほどの力を持っています。大物主大神が祀られており、人々が幸せに暮らすために必要なもののご利益を持っているため、五穀豊穣や産業の発展など、どんな人でも参拝しやすくなっています。

神社本殿は室町時代に建てられたとされており、かなり古い歴史を持つ建造物です。それだけではなく、関東や東北では珍しい、関西地方特有の造りをしているのです。歴史と謎を多く持つことから、国指定重要有形文化財に指定されています。

5月には例祭が行われ、獅子舞や神楽が繰り広げられます。

太平山三吉神社

平安時代の征夷大将軍である坂上田村麻呂が、戦勝を祈願して建てられた神社が太平山三吉神社です。全国に三吉神社や太平山講がありますが、太平山三吉神社は総本宮であることから、全国的に有名です。

御祭神は、大己貴大神・少彦名大神・三吉霊神の3人の神々となっており、特に三吉霊神は秋田生まれであることと力の神・勝負の神ということで注目されています。試験前や合格祈願で訪れる参拝客が多くおり、開運・学問・金運・勝負運などのご利益もあることから、経営者からも人気を集めています。

1月には三吉梵天祭が開催されます。けんか梵天とも言われており、喧嘩を思い浮かべるような激しいぶつかり合いを見られます

彌高神社

秋田市千秋公園にある神社が彌高神社です。1881年の明治時代に建てられた神社で、江戸後期の国学者・平田篤胤を御祭神としていますが、後に現在地へ奉遷したときに、江戸後期の農政学者・佐藤信淵も合わせて祀られました。

例祭は5月ですが、4月には例祭に先立って「神輿渡御祭」が行われます。平田篤胤生誕の地から市内、千秋公園と神輿が練り歩くお祭りです。

まとめ

秋田県には神社がたくさんありますが、神社によってご利益が違うため、いろいろな神社を巡って参拝する楽しみが生まれます。それに、特定の時期になると、お祭りが行われる神社が多いため、お祭りの時期に合わせて神社に訪れるのもおすすめです。

神社巡りをすることで、秋田県の神々のパワーを分けてもらいましょう。