【秋田ビール】おすすめで人気の地ビール5選!購入方法など紹介

秋田といえば日本酒のイメージが強いかもしれませんが、実はクラフトビールも注目されているのをご存じですか?豊かな自然と名水に恵まれた秋田では、地元の素材を活かした個性あふれるビールが数多く生まれています。

観光の合間に立ち寄れるブルワリーや、お土産にもぴったりな瓶ビールまで、その魅力はさまざま。この記事では、秋田で味わえるおすすめのクラフトビールや、買える・飲めるスポットをご紹介。ビール好きの方も、ちょっと気になる初心者の方も、秋田の地ビールの奥深さをぜひ楽しんでみてくださいね。

秋田の工芸品特集

秋田のビール文化

秋田は酒どころ、ビールも個性豊か

秋田県は古くから日本酒や味噌、醤油など、発酵文化が根付いた地域です。特に横手盆地では寒暖差のある気候により、米や大豆の発酵食品が豊かに発達し、発酵への意識が生活に深く根ざしています。

こうした伝統的な発酵文化が、クラフトビールの醸造にも応用されており、特に田沢湖ビールや湖畔の杜ビールでは、酵母はもちろん仕込み水にもこだわりがあります。

たとえば田沢湖ビールは奥羽山脈の伏流水という超軟水を使用し、クリアで雑味の少ないビールを醸し出しています。加えて、ブルワーが日本酒蔵で育った経験を活かし、酵母管理や発酵プロセスに独自の工夫を施している点も見逃せません。

秋田のクラフトビールが注目されている

近年、秋田県内では地域振興と観光資源の一環として、クラフトビール醸造所が増加傾向にあります。特に道の駅では地元産クラフトビールの品揃えが充実しており、地ビールを多数扱うことで評判です。

さらに、2025年2月には横手市初の地元ホップを使うクラフトビール醸造所sunao breweryが誕生し、ホップ栽培と連携した地域活性化へと動きが広がっています。

秋田で飲める!おすすめクラフトビール5選

田沢湖ビール

1997年、秋田県で最初の地ビールとして誕生した田沢湖ビールは、「3リットル飲めるビール」を掲げたユニークなスローガンのもと、すっきりとした味わいと飲み飽きない美味しさを追求しています。

その原点は、初代工場長がドイツのビアパブで耳にした「とりあえず3リットル飲んでから味を決めろ」という一言。以来20年以上にわたり、上質なドイツ産モルト、チェコ産ファインアロマホップ、日本一のブナ原生林に育まれた伏流水、さらには自家培養の酵母など、原材料すべてにこだわり抜いてビールを醸造しています。

また、桜の天然酵母を使用した桜こまちや、ブナの天然酵母を使ったブナの森など、日本初・日本唯一の酵母を使った個性派ビールも多数展開。世界的なビールコンペでも数々の受賞歴を持つ、まさに世界が認めた秋田のビールです。

あくらビール

あくらビールは、1997年に秋田市で誕生した地ビールブランドで、元は造り酒屋だった蔵を改修したブルワリーからスタートしました。ビール名の「あくら」は、「aqua(水)」と「蔵」の意味を掛け合わせたもので、秋田の豊かな水と発酵文化への敬意が込められています。

最大の特徴は、地元秋田の素材にこだわった醸造スタイル。秋田県横手市産のIBUKIホップや、秋田美人の名前を冠したミュンヘナーヘレス、さらには古代米やあきたこまち、秋田杉ハーブなど、秋田ならではの副原料を用いたクラフトビールが豊富に揃います。

また、2025年からはAKITA CRAFT BATCHコレクションという限定シリーズも展開しており、第一弾の秋田杉×セゾンはリブランディングの象徴として注目を集めました。加えて、各ビールには秋田公立美術大学の学生が手がけた赤い傘をモチーフとしたラベルが施されており、見た目でも秋田の文化と季節感を楽しめます。

羽後麦酒(うごばくしゅ)

羽後麦酒は、秋田県羽後町の旧味噌蔵を改装して誕生した、小さなクラフトブルワリーです。「楽しくなけりゃ、ビールじゃない!」をモットーに、遊び心あふれる発想と地元食材への愛をたっぷり詰め込んだ個性派ビールを数多く展開しています。

特に誰でも飲みやすいビールを意識しており、ビールが苦手な人や年配の方でも楽しめるような、やさしい味わいと風味が特徴です。ゴールデンエール「GA001」やペールエール「PA001」、ベルジャンホワイト「BW001」など、ビアスタイルに番号をつけてわかりやすく親しみやすい設計にしているのもユニークな試み。イチゴやふきのとう、クロモジ、食用菊など地元ならではの素材を取り入れたビールは、まさに羽後町の味です。

湖畔の杜ビール

湖畔の杜ビールは、秋田県の田沢湖畔という美しい自然環境の中で生まれたクラフトビールです。最大の特徴は、日本人が長年親しんできたラガービールへの原点回帰という考えに基づいている点。日本人の味覚や食文化に合ったビールを目指し、ピルスナーなどの下面発酵タイプを中心に醸造されています。

特に味わい天空やあきたこまちラガーなどは、秋田の米や地元食材との相性が考慮され、料理を引き立てる味わいに仕上がっています。また、通常の2釜式ではなく、希少な3釜式のオリジナル仕込み釜を使用することで、お米の糖化や微妙な味の調整を実現。

さらに、酸素を徹底的に排除したタンクで品質を保ち、蔵出し時のフレッシュな味をそのまま届けているのも大きな魅力です。

HOPDOG BREWING

HOPDOG BREWINGは、秋田市にある小規模ブルワリーで、秋田県産のホップやりんごなど地元素材を活かしたクラフトビールとハードサイダーを醸造しています。特に注目されているのが、ホップ栽培が盛んな横手市で育てられた香り高いホップを使用したビール。柑橘系のアロマが心地よく、爽快でキレのある味わいです。

また、HOPDOG BREWINGはただの醸造所ではありません。秋田市最後の銭湯「星の湯」をリノベーションして生まれたというユニークな背景を持ち、地元の歴史や記憶を大切にしながら、新しいカルチャーを発信する場としても機能しています。醸造設備は300Lとコンパクトながら、缶製品も展開しており、すべてが少量生産で丁寧に仕込まれています。

さらには、美味しいクラフトビールやシードルを味わえるイベント「KANPAI FEST.」の開催や、月1回の試飲付き開放デーなど、地域との交流を重視した取り組みも魅力。クラウドファンディングで多くの支援を集めて誕生したHOPDOG BREWINGは、地元に根ざしながらも、秋田の魅力を県外・全国へ発信する、新時代のブルワリーです。

秋田ビールが買える場所

秋田駅・空港・道の駅で買える

秋田県内では、秋田駅周辺、空港、道の駅など、旅行中に気軽にクラフトビールを手に入れられるスポットが多くあります。

例えば「石川酒店 トピコ店」(秋田駅ビル内)や「アトリオンB1 秋田県産品プラザ」「あきた港 道の駅セリオン」では、田沢湖ビールや湖畔の杜ビール、あくらビール、羽後麦酒などの瓶ビールをお土産用セットで販売している可能性が高く、お土産にぴったりです。

道の駅では「道の駅 あきた港」「十文字」「岩城」「象潟ねむの丘」などでも地元醸造所のビールを取り扱っており、各種ギフトセットが揃っています

ネット購入では詩の国商店がおすすめ

秋田のクラフトビールを自宅でじっくり楽しみたい方には、オンラインショップ「詩の国商店」がおすすめです。県内各地の逸品が一堂に集まる中、クラフトビールの取り扱いも非常に充実しています。

田沢湖ビール、あくらビール、羽後麦酒、湖畔の杜ビールといった人気ブランドの飲み比べセットや季節限定品がラインナップされており、贈答用にぴったりなギフトセットや化粧箱入り商品も購入可能です。

まとめ

秋田のクラフトビールは、豊かな自然や発酵文化に育まれた個性あふれる味わいが魅力です。田沢湖ビールやあくらビール、羽後麦酒など、地元ならではの素材やこだわりが詰まった一杯は、旅行のお供やお土産にも最適。

秋田駅や空港、道の駅、そして「詩の国商店」などの通販でも手軽に購入できます。秋田の魅力を感じられる地ビールを、ぜひ一度味わってみてください。