稲庭うどんって?特徴・歴史・おすすめのオンラインショップなど紹介

秋田県といえば、きりたんぽ鍋やいぶりがっこなど、雪が降り積もる地域であることを活かした名産品がたくさんあります。たくさんある名産品の中でも、稲庭うどんは全国的に知られているものの1つです。

稲庭うどんについて詳しく紹介します。

秋田の工芸品特集

稲庭うどんとは?

日本の有名なうどんである、香川県の讃岐うどん、群馬県の水沢うどんと一緒に名を連ねているのが、秋田県の稲庭うどんです。この3種類のうどんは日本三大うどんと呼ばれており、名産品としてはもちろん、贈答品としても選ばれています。

稲庭うどんは、独特の「手延べ製法」という作り方で作られています。製造する日の温度や湿度に応じて水分・塩分の配分を微調整し、練る、より合わせる作業である綯う、延ばす、かけるという工程が重ねられ、3日から4日かけて熟成することでできあがります。

この作り方であることで、なめらかな舌触りとしっかりしたコシができあがるのです。つるつるとした喉越しも、稲庭うどんの製法による素晴らしい魅力です。

稲庭うどんの歴史

実は長い歴史を持つうどん

日本三大うどんの稲庭うどんは、実は約350年もの歴史があります。その始まりは、江戸時代まで遡ります。

江戸時代に、秋田県の稲庭地区に住んでいた佐藤市兵衛が、地元で作られた小麦粉を使ってうどんを作り始めたのが稲庭うどんの始まりとされています。

稲庭地区は奥羽山脈に囲まれた地域であり、冬になるとたくさんの雪が降ります。雪のある生活が長いため、寒さの厳しい冬を乗り切るために、収穫された小麦を加工して、冬の保存食になるようなものを作っていました。その一環として、稲庭うどんが作られたようです。

当時から、舌ざわりとのどごしに定評があり、佐竹の殿様が贈答品として利用していたほど好評でした。食通にも人気があり、知る人ぞ知る逸品だったのです。

稲庭うどんの製法を守る動きも

稲庭うどんの食感や喉越しを作り上げるために、江戸時代から伝わる製法を守り抜いています。製法は門外不出のものでしたが、昭和47年に7代目の佐藤養助が製法の公開をしたため、様々な企業が稲庭うどんの製造に踏み切ったのです。

ですが、稲庭うどんの製造は年々減少しています。伝統のある食文化を守り、発展させていくために、稲庭うどん協議会や稲庭うどん協同組合などが設立されました。

稲庭うどんの伝統を守り、未来へつなげていこうという動きがどんどん広がってきています。

お取り寄せできるおすすめの稲庭うどん

佐藤養助商店オンラインショップ

稲庭うどんの製法を最初に受け継いだ2代目佐藤養助が設立し、7代目が製法を公開するまで、稲庭うどんを作り続けてきたのが佐藤養助商店です。門外不出であった技術を代々伝え続け、160年以上続いた歴史は比較することができません。稲庭うどんの本家本元の店と言っても過言ではないでしょう。

そんな佐藤養助商店にはオンラインショップもあり、秋田県内だけではなく全国どこにいても素晴らしい技術の稲庭うどんを食べることができます。

贈答用はもちろんですが、うどんの切れ端である切り落としなどお得に購入できるものも揃っています。佐藤養助商店特製のめんつゆなど、稲庭うどんをより美味しく楽しめるアイテムも満載です。

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稲庭屋 工場直送オンラインショップ


稲庭屋の稲庭うどんは、パッケージに水墨画で稲庭の里が描かれているのが特徴です。自宅で楽しめるうどんや、安価で販売されている切れ端の部分など、気軽に稲庭うどんを楽しめる商品が多くあります。

中でもおすすめなのは、送料無料で2人前の稲庭うどんが購入できるお試しセットです。贈答品用の稲庭うどんと同じものが届くので、どんなものか自分で試しに食べてみたいという人にもおすすめです。

初めて稲庭うどんを食べる人や、気軽に食べたい人にぴったりです。

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稲庭うどん 無限堂

秋田県内にも直営店や甘味処などを展開しているのが無限堂です。稲庭うどんの家庭用や贈答品などの取り扱いはもちろんですが、冷凍のタイプや、きりたんぽ鍋とうどんを同時に楽しむことができるタイプなど、稲庭うどんの新しい食べ方を試すことができます。

特製のめんつゆも販売されており、比内地鶏を使ったつゆは、稲庭うどんはもちろん、そうめんや普段の料理にも使うことができます。

他にも、秋田県の餃子など、様々なものが販売されています。

>>稲庭うどん 無限堂はこちら

まとめ

味と食感はもちろんですが、変わることのない伝統のある製法を、約350年もの長い間続けてきて、未来へと伝えているのが稲庭うどんの大きな特徴です。お取り寄せができることで、全国どこにいても楽しめるのが嬉しいですね。

秋田県の素晴らしい伝統を、自宅で味わってみてはいかがでしょうか。