台湾マンゴーって?特徴・日本のマンゴーとの違い・美味しい食べ方など

気温が上がり、暖かくなってくると、フルーツがおいしい季節になってきます。様々なフルーツが旬を迎えますが、中でもマンゴーはさっぱりとした甘さを持つことから大きな人気を誇ります。

ですが、おいしいマンゴーは高級品であるため、なかなか食べる機会がないのが現実です。そこでおすすめなのが台湾マンゴーです。

当サイトの秋田だよりを運営している「詩の国秋田株式会社」は台北支店もあり、また秋田県からは台湾とのチャーター便が出ていたり、秋田県と台湾には繋がりがいくつかあります。

そこで今回の記事では、台湾マンゴーの特徴・日本のマンゴーとの違い・美味しい食べ方などについて詳しく紹介します。

台湾マンゴーの特徴は?

特に人気なのが愛文マンゴー

数ある台湾マンゴー中でも特に人気なのが愛文マンゴーです。また、愛文マンゴーは「アップルマンゴー」と呼ばれることもあります。

愛文マンゴーは、台湾で栽培されているマンゴーの約4割を占めており、濃厚な甘さと香りを持つことから、台湾で流通しているマンゴーの中でもかなりの人気を集めています。

1950年代にアメリカ・フロリダ州から台湾へと伝わってきたマンゴーです。歴史がまだまだ浅いマンゴーですが、台湾だけではなく、日本などの海外でも購入する人が多く見られます。

5〜7月が旬で、8月頃まで楽しめる

愛文マンゴーは、初夏〜夏にかけて収穫されます。大体、5〜8月までに愛文マンゴーを楽しむことができますが、色・形・味が全て整っている愛文マンゴーが収穫できるのは5〜7月頃です。見た目を気にすることがなければ、8月でもマンゴーの美味しい味を堪能することができます。

8月ならお手頃価格で食べられる

台湾の愛文マンゴーは、日本で購入するよりも、お手頃な価格で購入できます。ですが、8月になると、もっとお得な価格で購入できるようになるのです。

最盛期である5〜7月よりも大きさは少し小さくなりますが、味に変化はありません。台湾現地で購入した場合、びっくりするような安い金額で甘くておいしいマンゴーが楽しめます。

日本のマンゴーとの違いは?

実は同じ品種だけれど、育ち方が違う

日本国内でもマンゴーは栽培されており流通していますが、実は台湾マンゴーと全く同じ品種です。どちらも愛文マンゴーなのに、価格は全く異なります。

宮崎産の愛文マンゴーは、基本的には温室内で栽培されています。味や大きさを均一にするべく非常に手間をかけているため、設備代・燃料費・人件費などの経費がかかっています。そのため高額になっていることがほとんどです。

対して台湾産の愛文マンゴーは、露地栽培で育てられているため、温室内で栽培されているわけではありません。なので、経費が日本産のマンゴーよりもかからないのです。経費が安く済んでいる分、安価で販売されています。

甘さの感じ方が違う

マンゴーはとても甘い果物ですが、愛文マンゴーはさっぱりとした上品な甘さで有名です。同じ愛文マンゴーでも、宮崎産と台湾産で違いがあるようです。

宮崎産の方が台湾産よりも濃厚な甘さを感じられます。逆に言えば、台湾産の方がさっぱりとした甘さであることがわかります。

味の感じ方は人それぞれです。宮崎産と台湾産で食べ比べをしても甘さの差を感じない人もいます。好みもありますので、あくまでも参考にしてみてください。

見た目にも違いが

味もですが、やはり見た目にも違いがあります。

宮崎産のマンゴーは、温室内で育っていることもあり、赤い日焼けがとてもきれいです。均一に赤くなっており、色付きにムラがありません。贈答用などにもよく使われています。

台湾産は、太陽の日差しを自然に浴びられる環境で育っており、宮崎産のようにどれも同じ程度に日焼けするような環境にあるわけではありません。そのため、赤く日焼けしているものもあれば黄色になっているものもあったり、色にばらつきがあります。

価格が違う

2つの種類で最も差が出るのは価格です。宮崎産のマンゴーは、育てるのに経費がかかっていることと、贈答用やギフトなどに使われることもあり、1個数万円の値がつくことがあります。

それに対し台湾産は、旬の時期になると台湾現地で3個約100元で販売されています。100元は約400円とかなりの低価格なので、毎日マンゴーを食べることも可能です。

食べるのがもったいないくらいの値段で売られているのが国産のマンゴーで、毎日食べられるくらいの値段で売られているのが台湾産のマンゴーということです。

台湾マンゴーの種類は?

一般的に台湾マンゴーと呼ばれているのは愛文マンゴーのことですが、台湾で栽培されているのは愛文マンゴーだけではありません。台湾で栽培されて流通している他の品種のマンゴーを紹介します。

土マンゴー

土マンゴーは、緑の皮が特徴の小ぶりのマンゴーです。16世紀から台湾で栽培されており、台湾で最も古い歴史を持つ品種です。その歴史から、「台湾本島マンゴー」とも呼ばれています。

地味な見た目に反して、香りはしっかりとしており、甘い味の濃い黄色の果肉を持っています。

凱特(キーツ)マンゴー

凱特マンゴーは、愛文マンゴーと同じくらいの時期にアメリカから渡ってきた品種です。色はグリーンやオレンジ色で、愛文マンゴーよりも大ぶりです。

多くのマンゴーが初夏に旬を迎える中、凱特マンゴーは8月になってから収穫が始まり、10月まで楽しむことができます。さっぱりとした甘みがあり、甘いものが苦手な人でも楽しめるマンゴーです。

金煌(キンコウ)マンゴー

洋梨のような細長い形をしているのが金煌マンゴーです。外国からやってきた編集ではなく、外国の品種をベースにして、台湾で品種改良されてできたものです。

果肉は淡い黄色をしており、他のマンゴーと比べて繊維が少なめです。なめらかな舌触りと爽やかな甘さを持ちます。

ちなみに、金煌マンゴーと愛文マンゴーを掛け合わせて作られた品種が玉文(ギョクブン)マンゴーです。

台湾マンゴーの美味しい食べ方

マンゴーかき氷

台湾マンゴーの楽しみ方として、まず挙げられるのがマンゴーかき氷なのではないでしょうか。

台湾にあるカフェはもちろん、国内でもマンゴーかき氷が楽しめます。ふわふわに削った氷に、カットされた台湾マンゴーと、台湾マンゴーから作られたマンゴーミルクが特徴です。

よく見るかき氷よりも濃厚な甘さを持ち、フルーティーな味わいがかき氷にマッチします。夏はもちろんですが、1年中食べたいと考えている人も多いはずです。

マンゴーの豆花(トウファ)

中国や台湾のデザートとして馴染みのある豆花(トーファ)は、豆乳を冷やして固めたものです。口当たりがなめらかな豆腐のようなので、小さな子供でも美味しく食べることができます。

マンゴーを添えた豆花は、豆花のなめらかな舌触りに加え、マンゴーの甘さにより、暑い夏でもたっぷり食べられます。マンゴーと一緒にキウイを添えたり、蜂蜜をかけるというアレンジも可能です。

>>「キウイとマンゴーの豆花(トウファ)」詳しいレシピは参考サイトをご覧ください

マンゴープリン

スーパーやコンビニデザートでもよく販売されているマンゴープリンを、台湾マンゴーで作ると、もともと濃厚さがあるプリンがさらに濃厚になります。ただマンゴーでプリンを作るだけでなく、生のマンゴーをカットして飾り付けたり、マンゴーで作ったソースをかけるとより贅沢な味わいを楽しめます。

マンゴージャム

ジャムにするのもおすすめのアレンジ方法です。ジャムは、マンゴー本来の濃厚な甘さを生かすことができるため、パンに塗ったり、ヨーグルトにかけたりと身近なものでマンゴーを楽しむことができるようになります。

瓶に入れて保管することで、長期間マンゴージャムが食べられます。

マンゴーケーキ

台湾のお土産屋さんでも販売されているマンゴーのお菓子がマンゴーケーキです。マンゴーを使った軽やかな食感の生地の中には、ジューシーなマンゴー餡が入っており、マンゴーの味を異なる食感で楽しむことができます。

ひと口食べると止まらなくなるくらいの味わいです。

台湾マンゴーはどこで買える?

台湾現地が1番お得

安価で美味しいマンゴーが楽しめる台湾マンゴーですが、どこで買うことができるのでしょうか。

最もお得に、簡単に購入できるのは台湾現地です。台湾産のフルーツが販売されている台湾のフルーツショップでは、旬の時期なら台湾産マンゴーが1個あたり150円ほどで販売されているため、滞在中、毎日台湾マンゴーを楽しむこともできます。

こんなに安いなら日本へ持って帰りたいと思う人も多いですが、実は海外から日本へ肉・果物・野菜を持ち込む事は法律で厳しく制限されています。フルーツショップで購入した台湾マンゴーは、滞在中の楽しみとするのが良いでしょう。

自宅で食べるなら通販

台湾へ行く余裕がない、どうしても日本の自宅で台湾マンゴーを楽しみたい人には、通販で、台湾マンゴーを取り寄せるのがおすすめです。

台湾マンゴーを取り扱う通販サイトでは、2.5キロ1万円ほど、5キロ15,000円ほどで取り寄せが可能です。国産のマンゴーよりもかなり安い値段でたっぷりのマンゴーを取り寄せられます。
>>台湾マンゴーの通販はECサイト「詩の国商店」をご覧ください

他にも、台湾産のパイナップルや生ライチなども取り寄せることができるので、自宅で様々な台湾フルーツを楽しむこともできます。
>>台湾生ライチの通販はECサイト「詩の国商店」をご覧ください

スーパーでも売っている

地域や店舗によっては、日本のスーパーで台湾マンゴーを取り扱っていることがあります。値段はスーパーによってまちまちで、1個1,000円ほどだったり、600円だったりします。

台湾マンゴーは旬の時期である5〜7月に取り扱っていることが多いため、時期が来たら近所のスーパーにあるかどうかをチェックしてみましょう。

まとめ

濃厚な甘さを持つマンゴーを、びっくりするほど安い値段で楽しめるのが台湾マンゴーです。国産のものと同じ品種でも育て方などにより色などは異なります。ですが、甘くておいしいものであることは変わりません。

台湾現地はもちろん、国内でも台湾マンゴーを楽しめる方法があるため、ぜひ手に入れてそのおいしさを味わってみてください。